会長挨拶

この度、第31回日本静脈経腸栄養学会学術集会を、2016年2月25日(木)・26日(金)の2日間、福岡国際会議場、マリンメッセ福岡、福岡国際センター、福岡サンパレスにおいて開催させていただくことになりました。久留米大学といたしましては、現在の日本静脈経腸栄養学会の前身となる静脈・経腸栄養研究会において、1987年の第2回を掛川暉夫先生が担当されて以来、実に29年ぶりとなります。この30年近くの間に、日本はもとより世界的に見ても非常に規模の大きな学会へと成長した今、多くの皆様のご支援を賜りながら学術集会を開催させていただくことは大変光栄なことであり、改めて深謝申し上げます。
本学術集会では、「臨床栄養におけるリスクマネジメント―臨床栄養の質の向上による各種疾病のリスクマネジメントを目指して―」をメインテーマに掲げ、小児から高齢者のケアメソッドまで、より多くの領域における臨床栄養のリスクとマネジメントを学んで頂けるよう特別講演や教育講演、特別シンポジウム、メインテーマに関連した各種セッションを多数予定しております。
また、これらのセッションを通じて活発な発表や議論を行っていただき、臨床研究および教育の啓発やレベルの向上、ならびに医学・医療の発展、ひいては、わが国の福祉向上に貢献する一助となればと考えております。
今回、学術集会を開催させていただく福岡は、海と山に囲まれた肥沃な土地の恵みを存分に堪能できる地域でございます。学術集会の合間には、ぜひ、福岡ならではの食事なども楽しんでいただければと思っております。また、本学術集会の開かれる2月下旬は、福岡ではちょうど梅が見ごろとなっております。まもなく訪れる春の息吹を感じていただきながら、ご参加いただいた皆様にとって末永く記憶に残るような学術集会になるよう、鋭意準備を致しましてお待ちしております。