森 直治

愛知医科大学医学部大学院医学研究科 緩和・支持医療学
愛知医科大学病院 緩和ケアセンター/栄養治療支援センター/栄養部

 この度、日本臨床栄養代謝学会中部支部の支部長に選出いただきましたことを、心より感謝申し上げます。2020年に東海支部(愛知、静岡、岐阜、三重)と北陸支部(石川、富山、福井)が統合し、長野県が加わり、8県にわたる広域支部として新たなスタートを切りました。コロナ禍において、支部の大規模な変革をマネジメントされた清水敦哉初代支部長の後任として、この重要な役割を担うことになり、身の引き締まる思いです。 

 本支部会の目的は地域の栄養療法および臨床栄養代謝学の普及発展をはかり、そのために会員の増加と会員の地域における活動の支援に貢献することです。北陸地方、長野県の会員の方は、新幹線延伸により東京方面への移動が便利になり、往来も大きく変化しつつありますが、北陸、信州、東海の交流は歴史的に深いものがあります。また本支部の各地域は、栄養療法やNST活動に熱心で、多くの会員と優秀な人材を擁しています。これらの特性を生かし、支部の目的を達成するための活動を積極的に展開していきたいと考えております。

 支部の主たる事業である支部学術集会は、支部の会員が一堂に会する場所として、各地域を巡り、集合型で開催していく予定です。また、会員が質の高い栄養療法を身につけ、上質の栄養ケアを地域で展開できるよう、臨床あるいは研究のスキルアップの為のセミナー等も企画していこうと考えております。

 中部支部の会員のみなさま方には、ご支援、ご協力をよろしくお願い申しあげます。