日本栄養治療学会近畿支部
支部長 伊藤 明彦

国立病院機構 東近江総合医療センター
消化器センター長・消化器内科医長
滋賀医科大学 総合内科学講座 准教授


 この度、日本栄養治療学会近畿支部の支部長を拝命いたしました。
 日本栄養治療学会は、24,000名を超える会員が在籍する日本最大の臨床栄養系の学会で、中でも4,000名を超える最大の支部である近畿支部の支部長をさせていただく事は身に余る光栄です。
 臨床栄養を黎明期から牽引されてきた近畿支部の諸先輩方には遠く及びませんが、NST活動やPEGに関する医療、そして栄養に関する臨床研究に携わる中で成長させていただいた恩返しとして、この大役をお引き受けしました。
 ご存知の通り、新型コロナウイルスの感染拡大は、NSTをはじめとする臨床栄養を直撃しました。一方で、医療の高度化・細分化が進み、また超高齢化のスピードも加速し、栄養治療の重要性は増すばかりです。
 「必要な人に適正な栄養管理は届いているか?」を合言葉に、コロナの直撃で滞った栄養教育と学術活動を軌道に戻し、栄養治療の質の向上を目指して、会員の皆様とともに近畿支部の発展に力を尽くしたいと思います。
 どうぞご支援の程、よろしくお願い申し上げます。

2024年4月吉日