JSPEN会員の皆様
この度、第12回定時社員総会において、代議員の皆様にご承認をいただき、薬剤師部会長に就任致しました二村昭彦でございます。会員の皆様のお力になれるよう尽力いたしますので、どうぞ宜しくお願い申し上げます。
2025年4月1日現在、JSPENの会員数は24,456名、うち薬剤師会員数は5,221名と増加の一途を辿っています。JSPENへの期待のみならず、薬剤師の栄養治療へのかかわりが現実的にますます拡大してきているあらわれと考えます。臨床現場での栄養サポートチームの活動のなかで薬学的な視点から患者に有効で安全な栄養治療の実践が薬剤師に求められています。2024年2月に「栄養管理における薬剤師の活動指針」を改定いたしました(こちら)。
指針では以下、4つの柱を掲げています。静脈・経腸栄養における処方支援、適正使用の推進に加え、病院薬剤師と保険薬局薬剤師の活動がより明確に示されています。病院薬剤師は急性期、回復期における栄養治療の有効性と安全性を提供する役割を担っています。一方、地域の中で高齢者を低栄養に陥らせない生活支援体制の構築には、保険薬局薬剤師の活躍が大きく期待されています。病院NSTから保険薬局での外来・在宅支援へと、患者の暮らしをつなぐ薬剤師連携が大きな力を発揮すると確信しております。
薬剤師部会では、年次学術集会でのパネルディスカッションやアドバンスセミナー等をとおして部会員の皆様のお役に立つ学術的なテーマを企画しています。部会員の皆様にはJSPENを盛り上げていただけます様、引き続きのご支援ご協力の程、よろしくお願い申し上げます。

2025年4月
薬剤師部会 部会長
鈴鹿医療科学大学薬学部
二村昭彦