熊本リハビリテーション病院
サルコペニア・低栄養研究センター
吉村 芳弘

皆さま、こんにちは。2026年7月25日(土)熊本・くまもと森都心プラザで開催する「日本栄養治療学会九州支部 第17回支部学術集会」の大会長を務めます、吉村芳弘です。
今回のテーマは「エビデンスを解釈する・つかう・つくる ― 世界を読み解く栄養医療の羅針盤 ―」と掲げました。
研究論文やガイドラインは日々更新されますが、NSTカンファレンスでは「私たちのやり方は正しいの?」、「このエビデンスを目の前の患者さんにどう活かせばいいの?」、「GLIM診断基準の細かい評価方法がよくわからない」などという声が絶えません。臨床栄養の現場には、食欲低下の理由がいつもわからない、体重変化とカロリー計算が合わない、サルコペニア診断の時間が取れない、薬の副作用で食べれないのではないか、経口と経管の切り替え時期に迷う――そんな小さな「困りごと」が山積みです。それらを多職種で持ち寄り、外来・病棟・在宅で起こる些細だけれど切実な課題を共有し、エビデンスという道具箱から最適な解決策を一緒に探し出す――本学術集会がそんな場になればと願っています。
演題募集では症例報告や院内取り組みのミニレポートも大歓迎です。「こんな工夫で褥瘡を減らした」、「退院支援で在宅スタッフと栄養管理を連携してうまくいった」といった等身大の試みを共有し合うことで、新しいエビデンスの種が芽生えるはずです。
医師はもちろん、管理栄養士、看護師、薬剤師、リハビリ職、歯科衛生士など、どなたでも発言しやすく、学び合える温かい雰囲気を整えてお待ちしています。熊本の美味しい水と食に触れながら、最新知見と現場知をブレンドし、九州から全国へ新しい栄養医療の風を送りましょう。
皆さまとお会いできることを心より楽しみにしております。
