千葉正博

昭和大学薬学部臨床薬学講座臨床栄養代謝学部門教授
同医学部外科学講座小児外科学部門 兼担

 日本臨床栄養代謝学会首都圏支部は、2007年に発足し、初代支部長は真田裕先生が務められました。当時はまだ支部の形が全く無い状態でしたので、東京都を主軸とするMeT3・NST研究会、神奈川県を主軸とする神奈川NST研究会の世話人の方々との話し合いの中で、支部の形を構築してまいりました。2020年の末からは山梨県が参加する形となり、現在は3,975人の会員を擁する支部にまでなっております。

 現在、首都圏支部の活動としましては、年1回の支部学術集会の開催が主たるものです。若い医療職の方々の発表の場の登龍門となると同時に、中堅の方々が座長を経験する場として寄与しているものと思われます。また、優秀演題の表彰を継続して行っておりますので、若手を鼓舞激励し、栄養学を学ぶ一つの機会としていただければと考えております。

 今後は、コロナの影響で中断しておりましたが、前支部長の鷲澤尚宏先生が注力されていた専門療法士セミナーの再開および充実、そして初学者向けのセミナーの体制整備などに努めていきたいと考えております。

 皆様のご協力とご提案により、これらの事業をより良いものとしていく所存ですので、今後も支部会員の皆様の倍旧のご支援とご協力をお願い致します。