2021年4月吉日
e-journal「学会誌 JSPEN」編集委員長
滋賀医科大学医学部看護学科
基礎看護学講座(生化・栄養)教授
滋賀医科大学医学部附属病院
栄養治療部部長
佐々木 雅也
編集委員会
委 員 長:佐々木雅也
副委員長:鍋谷 圭宏
編集委員:池松 禎人 犬飼 道雄 大平 雅一
小山 諭 千葉 正博 長沼 篤
林 宏行 丸山 道生 森實 敏夫
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学会誌JSPEN Vol.3 No.2
令和3年4月25日発行
一般社団法人 日本臨床栄養代謝学会
〒104-0031 東京都中央区京橋1-17-1
昭美京橋第二ビル5階
TEL:03-6263-2580 FAX:03-6263-2581
MAIL:jimukyoku@jspen.or.jp
ジャーナル制作 大村印刷株式会社
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Ⓒ2021 by Japanese Society for Clinical Nutrition and Metabolism
学会誌JSPEN Vol.3 No.2
学会誌JSPEN Vol.3 No.2 編集後記
DOI
https://doi.org/10.11244/ejspen.3.2_121詳細
コロナ対策に終始した2020年から新年を迎え,1月(行く)2月(逃げる)3月(去る)のごとく,早くも2021年4月となった.私が宇佐美眞先生より日本静脈経腸栄養学会(現・日本臨床栄養代謝学会)編集委員長を引き継いだ2012年3月から,すでに9年が経過したことになる.2012年当時は日本静脈経腸栄養学会機関誌としての「静脈経腸栄養」であったが,2015年には学会誌としての位置づけとなり,「日本静脈経腸栄養学会雑誌」に名称変更となった.さらに2019年にはe-journal「 学会誌 JSPEN」となり,電子投稿,電子査読の体制が整った.投稿論文数の増加に伴い,2020年には学術集会のプログラム集を含めて年6回の発刊となった.このように,微力ながらも,本学会の学会誌の発展に関われたことは大きな喜びである.本号の編集後記をもって,編集委員長の役割を終え,次の世代へと橋渡ししていくこととなった.まずは,学会誌の刊行に際して,長きにわたり,多くの先生方にご協力,ご尽力いただいたことに深く感謝を申し上げたい.言うまでもなく,学会は学術団体であり,優れた学会誌の発刊は学会にとって本幹の部分で,大きな財産でもある.本号には,比企直樹新理事長の巻頭言のほか,原著論文6編,施設近況報告1編,用語解説1編が掲載されている.重症心身障害児(者)の血中カルニチン濃度に関する論文,がん患者の栄養アセスメントに関する論文,非オピオイド鎮痛薬とリハビリテーションに関する論文,がん術後の早期経腸栄養や早期経口栄養摂取に関する論文,さらにICUにおける早期栄養介入に関する論文など,どれも読み応えのある論文が揃っている.是非,読んでいただきたい.昨年はコロナの影響で,本学会も含め多くの学会が従来の集合型開催からウェブ形式やハイブリッド型での開催となった.今後もこのような形式が主流となっていくであろう.そして,研究成果を発表する場として,学会誌の位置づけは益々大きくなると思われる.本学会は会員数20,000人を超える大きな学会である.医師のみならず,メディカルスタッフによる研究成果発表の場として,本学会誌がさらに発展していくことを祈念している.
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