JSPENが目指す栄養治療(Medical Nutrition Therapy:MNT)

一般社団法人 日本栄養治療学会
理事長
北里大学医学部上部消化管外科学
主任教授

比企 直樹

 栄養治療における治療行為を「Medical Nutrition Therapy:MNT」と呼びます。この治療法は、経口栄養補助食品、経腸経管栄養(経腸栄養)、非経口栄養に加えて、社会的活動やカウンセリング、栄養評価など、栄養に関連する治療行為の総称として用います。
 以前は、経腸経管栄養(経腸栄養)、非経口栄養が「強制栄養」として知られていましたが、この用語はESPEN、ASPENで「Medical Nutrition Therapy:MNT」に置き換えることが提案されています。 (T. Cederholm et al. / Clinical Nutrition 36 (2017) 49-64)

JSPENの役割と目的:
 日本栄養治療学会(JSPEN)では、この新しい定義を基に、栄養治療の普及と正しい理解を深めることを目指しています。会員の皆様には、この知識を臨床に活かし、患者一人ひとりに最適な栄養サポートを提供することが求められます。
 栄養治療は、低栄養の治療目的のみならず、患者生活の質の向上にも寄与する重要な治療法です。私たちは、継続的な教育と研究を通じて、これらの治療法の発展に寄与していく所存です。