学会誌JSPEN Vol.6 No.1
「JSPEN-U45アンケート」から見るJSPEN会員の学術活動の現状とJSPENの未来像
著者
熊谷厚志1),松井亮太2),宮崎安弘3),青山 徹4),奥川喜永5),島本和巳6),牧 宏樹7),松尾晴代8),光永幸代9)
所属
1) 北里大学医学部 上部消化管外科学,2) がん研究会有明病院 胃外科,3) 大阪急性期・総合医療センター 消化器外科,4) 横浜市立大学医学部 外科治療学,5) 三重大学医学部附属病院 ゲノム診療科,6) 淡海医療センター 消化器内科,7) 甲府市地域医療センター 救急調剤薬局,8) 鹿児島市医師会病院 看護部,9) 神奈川県立がんセンター 歯科口腔外科
キーワード
JSPEN-U45,将来構想委員会,アンケート
DOI
10.11244/ejspen.6.1_51
詳細
【目的】日本臨床栄養代謝学会(Japanese Society for Clinical Nutrition and Metabolism;以下,JSPENと略)若手会員による将来構想委員会「JSPEN-U45(以下,U45と略)」は,JSPEN会員の学術活動状況と将来への考えを調査するためにアンケートを企画した.
【対象および方法】アンケートはGoogleフォームで作成され,2022年2月に全会員宛てに電子メールで告知,実施された.
【結果】実施時会員22,434人のうち3,756人(16.7%)から回答が得られ,うち1,200人(31.9%)が「取り組んでいる研究がある」と回答した.「ない」理由の上位は「アイデアがない」,「方法がわからない」,「指導者がいない」等であった.45歳以下のアンケート回答者2,415人のうち1,048人(43.4%)が「U45活動に参加したい」と回答した.
【結論】U45は会員の臨床研究を支援するセミナーの開催や共通データベースの構築,若手会員が参加できる「U45クラブ」の設立など,JSPENの未来を創る活動を進める.
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