【目的】当院nutrition support team(以下,NSTと略)が介入した脊髄損傷(本症)手術患者栄養管理について後方視的検討した. 【対象および方法】当院で手術し,NST介入した本症16例.頸髄損傷13例,胸髄損傷3例.値は中央値で示す. 【結果】NST初回介入時(初回)は5例で完全静脈栄養であったが,介入終了時(最終)は全例で経口または経腸栄養を施行できた.目標熱量に対する実投与熱量充足率は初回79.1%,最終96.3%.入院時,初回,最終のbody mass index(以下,BMIと略)は20.2,20.1,18.3.血清アルブミン値(以下,Albと略)(g/dL)は3.6,2.6,2.8.geriatric nutritional risk index(以下,GNRIと略)は89.5,75.2,77.8.最終BMIは初回より有意に低値,初回AlbとGNRIは入院時より有意に低値.最終Albは初回より有意に高値であった.その他は有意差を認めなかった. 【結論】至適な投与熱量に関するさらなる検討と,より早期にNST介入が行えるシステムの再構築が必要と考えられた.