学会誌JSPEN Vol.8 No.3
当院における脊髄損傷急性期栄養管理の検討~NST介入の実態と課題~
著者
杉山彰英1,2),安藤晋介1,2),黒瀬聡子1),小原奈々1),木村祐子1),大下優介3)
所属
1) 昭和医科大学横浜市北部病院NST,2) 昭和医科大学横浜市北部病院こどもセンター小児外科,3) 昭和医科大学横浜市北部病院整形外科
キーワード
脊髄損傷,栄養管理,急性期
DOI
10.11244/ejspen.8.3_121
詳細
【目的】当院nutrition support team(以下,NSTと略)が介入した脊髄損傷(本症)手術患者栄養管理について後方視的検討した.
【対象および方法】当院で手術し,NST介入した本症16例.頸髄損傷13例,胸髄損傷3例.値は中央値で示す.
【結果】NST初回介入時(初回)は5例で完全静脈栄養であったが,介入終了時(最終)は全例で経口または経腸栄養を施行できた.目標熱量に対する実投与熱量充足率は初回79.1%,最終96.3%.入院時,初回,最終のbody mass index(以下,BMIと略)は20.2,20.1,18.3.血清アルブミン値(以下,Albと略)(g/dL)は3.6,2.6,2.8.geriatric nutritional risk index(以下,GNRIと略)は89.5,75.2,77.8.最終BMIは初回より有意に低値,初回AlbとGNRIは入院時より有意に低値.最終Albは初回より有意に高値であった.その他は有意差を認めなかった.
【結論】至適な投与熱量に関するさらなる検討と,より早期にNST介入が行えるシステムの再構築が必要と考えられた.
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