【目的】modified Nutrition Risk in the Critically Ill(以下,mNUTRICと略)スコアによる層別化とIntensive Care Unit患者のリフィーディング症候群(refeeding syndrome;以下,RFSと略)重症度分布の関係を探索的に検討した. 【方法】2025年6~7月に当院Emergency Intensive Care Unitで栄養介入した適格37例を対象とし,ASPEN 2020基準に準拠して栄養開始後の血清P,Mg,Kの最大低下率に基づき重症度を4段階に分類した. 【結果】mNUTRIC 0–4点群19例,5点以上群18例であった.重度RFS(電解質が>30%低下)は5点以上群61.1%,0–4点群31.6%であり,重症度分布は高スコア群で有意に高かった(p = 0.037).ASPEN基準を満たす軽度以上のRFSは5点以上群で全例,0–4点群でも78.9%に認められた. 【結論】mNUTRIC高リスク群ではASPEN基準に基づくRFS重症度が高い一方で,低リスク群でも軽度以上のRFSを高頻度に認めた.mNUTRICスコアの高低によらず,栄養介入開始時にはRFSを念頭においた電解質モニタリングが求められる.