近年，本誌への投稿数は増加しており，学会員のモチベーションの高さが伺えます．さて，通常，研究成果は指導者そして雑誌論文の査読者や編集者といった門番による推敲を経て論文となり，読者のもとへと送り届けられています．そして，これら情報や知識を消費して，さらなる論文の生産活動へとつながっていくこととなります．当然のことながら，消費あっての生産であり傍偽学術誌とは異なり〇〇目当ての量産が目的ではありませんが，中には投稿さえすれば査読者から色々な指摘を受けられるので，その時に修正すればよいという気持ちで投稿された原稿が散見されることも事実です．とはいえ，研究者にとって論文を書くことは非常に重要な仕事の一つであり，研究をなるべく多くの人に知らしめたいと考えるのは当然のことではないでしょうか．少なくとも本誌では，そういう原稿でも査読者の方々が多大な労力を払いつつ真剣に修正に取り組まれ，原稿を完成させております．投稿される先生方には，Publish or Perish ! とは言わずとも，多くの人々の目に触れることをいつも頭の隅のどこかに置いていただき，より質の高い完成された論文を執筆していただければ幸いです．

2019年12月吉日
e-journal ｢学会誌JSPEN｣編集委員　 昭和大学病院小児外科　千葉　正博




編集委員会
委員長　：佐々木雅也
副委員長：鍋谷　圭宏
編集委員：池松　禎人　　犬飼　道雄　　大平　雅一
　　　　　小山　　諭　　千葉　正博　　長沼　　篤
　　　　　林　　宏行　　丸山　道生　　森實　敏夫

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学会誌JSPEN　Vol.1 No.4
令和元年12月13日発行

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