2020 年8 月吉日
e-journal「学会誌JSPEN」編集委員
岡山済生会総合病院 内科・がん化学療法センター
犬飼 道雄
編集委員会
委 員 長:佐々木雅也
副委員長:鍋谷 圭宏
編集委員:池松 禎人 犬飼 道雄 大平 雅一
小山 諭 千葉 正博 長沼 篤
林 宏行 丸山 道生 森實 敏夫
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学会誌JSPEN Vol.2 No.3
令和2年8月12日発行
一般社団法人 日本臨床栄養代謝学会
〒104-0031 東京都中央区京橋1-17-1
昭美京橋第二ビル5階
TEL:03-6263-2580 FAX:03-6263-2581
MAIL:jimukyoku@jspen.or.jp
ジャーナル制作 大村印刷株式会社
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Ⓒ2020 by Japanese Society for Clinical Nutrition and Metabolism
学会誌JSPEN Vol.2 No.3
学会誌JSPEN Vol.2 No.3 編集後記
DOI
https://doi.org/10.11244/ejspen.2.3_234詳細
本号は、2編の原著と、3編の研究報告、2編の症例報告、1編の施設近況報告からなっている。多くのアウトプットがなされていることは喜ばしいことで、日本臨床栄養代謝学会の活力の源である。1つでも論文を書くには相当な努力がいる。論文の研究計画や内容は言うまでもないが、言葉の使い方も重要である。よくあるのは、食事ではたんぱく質、生化学ではタンパク質であるが、蛋白質は蛋が当用漢字でなかったため以前は学術的には使われてなかったり、PEGは経皮内視鏡的胃瘻造設術という手術名称であったり、なかなか難しい。また引用文献が決められたように記載されているかも重要で、査読者の論文に対する印象を大きく変える。こうした細部にわたる努力をたくさんしても、査読者からいくつもの指摘がされる。何度も何度も何度も論文のやりとりをして、くじけず頑張ってやっと掲載となる。そこには年齢もなければ職種もない。初志貫徹を果たす著者と鬼手仏心の心構えを備えた査読者のみが存在する。ともに学会の宝である。心から感謝申し上げたい。と同時にしっかり読破し、精神とともに学んでゆきたい。
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