臨床栄養代謝に関する研究を実施するにあたっての倫理原則
「臨床栄養代謝に関する研究は、広く臨床医学における栄養学的支援の貢献を科学的に解明することを通じ、健康維持、疾病予防・治療の向上に貢献している。研究の遂行にあたり、対象者に対する倫理的配慮は極めて大切であり、健全な発展のためにも不可欠である。」日本栄養治療学会は、以上に基づきその倫理原則を定め、学会員にその精神を尊重することを求める。
- 臨床栄養代謝に関する研究(以下「研究」という)は、人々の幸福と利益につながるべきであり、人を害するものであってはならない。
- 研究は、インフォームドコンセント、個人情報の保護等の倫理的配慮を常に払う必要がある。
- 研究は、方法において合理的であると同時に、費用と効果のバランスをも考慮するべきである。
- 研究は、利益相反( COI )に関する規範、社会規範、特に法規範に反してはならない。
- 研究は、その遂行の各段階において、高い透明性を維持する必要がある。
以上
・本倫理原則は、令和2年9月4日に制定施行する。(令和2年度第3回定例理事会で承認)
・本倫理原則は、令和6年4月1日からの学会名称の変更に伴い「日本臨床栄養代謝学会」の箇所を「日本栄養治療学会」へと改める。
倫理審査申請について
倫理審査申請にあたって、こちらおよび「 【手順書 】人を対象とする医学系研究に関する倫理指針に基づく標準手順書」をご確認ください。